イスラム圏でユネスコの世界遺産、特に文化遺産に指定されているものの多くは、イスラム建築およびそれを取り囲む人びとの生活です。
イスラム建築は、そのイスラム文様も含め、私たちにとって特に異国情緒あふれる・・・裏を返すと「あまりなじみのないもの」です。そこでその用語をまず押さえるところから入っていくと、とっつきにくさを少しでも克服できるかもしれません。
●モスク(MOSQUEE)
・・・イスラム教徒の礼拝所、礼拝堂のこと。中央のパティオ(中庭)を囲んで柱廊が続く。パティオの真ん中には、身体を清めるための池や噴水がある。
・カラウィンモスク(モロッコ、フェズ)
・ブルーモスク(トルコ、イスタンブール)・・・現存する「最も美しいモスク」と称されています。
・イマーム・モスク(イラン)
・ウマイヤド・モスク(ダマスカス)
●サマー(SMAEE)
・・・モスクのなかにある尖塔(=ミナレット)。アル・アザーン*は、このミナレットからイスラム教徒に向かって呼びかけられる。
*アル・アザーン:モスクのミナレットから聞こえてくる礼拝の時間を知らせる合図。1日5回!「アザーン、ハイヤーアッサーラート(お祈りしましょう)」という呼びかけ。礼拝は、メッカの方向へ向いて行われます。
このイスラム教の礼拝を「サラート」という。
●スカラ(SKALA)
・・・モロッコなどのメディナ(旧市街)は、外敵の侵入を防ぐために周りをぐるりと外壁に囲まれています。スカラは、見回りのために城壁に造られた砲床。